とりあえず

何か書きたいような気持ちになったので、
hatenaにアカウントを作ってみました。

人様のブログを読むのは大好きで、
特にhatenaの人たちは文章書くのだいすき、って感じの方が多くていつも楽しく読ませて頂いているので、
むしろ、この人たちと同じところでやったこともないブログ書くのもちょっとなぁ…と躊躇いも大きかったのですが、
デザインとか考えるのも面倒だし、あまりそういうことに拘らなくてもシンプルに書ける環境のような気がするので、…とりあえず始めてみます。

ファンという生き物

何がきっかけだったか今どうしても思い出せないんだけど、
長瀬くんのファンになったのは今年に入ってからだと思う。
ファンというか、雑誌やDVDを買うという、お金を使うようになったのは2012年に入ってからみたい。どうやら。
今買い物した履歴を見てたら判明。
あんまり最近だったのでびっくり。
かなり前からすきだったように思うんだけど。


2010年の秋まで海外で長く学生をしていたので、お金を使うという発想がなかった。
日本のテレビはネットで見ていたから、
2010年の「うぬぼれ刑事」の時は長瀬くんのファンの状態でほとんどリアルタイムで観てた。


その前の2009年の「華麗なるスパイ」の時は観てた記憶が無いから、
2009年と2010年の間に何かがあって、長瀬くんのファンになったのね、きっと。
何があったんだっけ…。
こういうのって憶えてたいのにまったく憶えてないな…。
記憶装置がちょっとおかしいのね。

多分、適当にぼけーーとネットでドラマを見てて、それが偶然長瀬くんのドラマで、
ぎゃーーかっこいいいいいってなったんだと思うんだけど。


それからはまあお決まりのコースで、
ネット上にあるドラマはほとんど全部観て、だいすきなものはDVDも買ったけど、
悲しいのはバラエティ。
古いDASHとか、今はもうやってないバラエティとかはほとんど知らない。


10代、20代の、信じられないくらいきれいな長瀬くんが、
今の、圧倒的な「いい男」になっていく過程をリアルタイムで見ていたかった。

そういえば中学生の時、長瀬くんに夢中な同級生がいたんだよなぁ。
まったく興味が無かったその頃の自分に腹が立つわん。
まぁ、今の長瀬くんを見てるから、昔の長瀬くんも許せる(って何様)って気もする。


ファンって、本当に変な生き物だ。
わたしは今まで誰か特定の、しかも個人的にはまったく知らない人に
特別な思い入れを抱くということが無かったので、
自分は一体何をしているんだと思ってしまう。
お金をかけるとか、
それだけじゃなくて精神的にこれだけ深く関わっているような気持ちになってしまうのって一体何なんだろう。
知らない人なのにね。


ま、とにかく、見ていたいのです。
そして精神的に健康に見ていけるように、
ちょっとわたしおかしいかも、っていうのもちゃんと自覚しよう、と思います。


あ、わかった。
そのためにこれ書いていきたくなったのかも。

思い違い

一応わたしはプロフェッショナルなクラシックのピアニストだ。

もちろんポップスとクラシックではマーケットの大きさがまったく違うし、
わたし自身は商業ベースでCDが売れるようなクラスではなく、
きちんとしたコンサートは自費でやってようやく回収できるかどうかの梅ピアニストだ。ぐすん。
演奏だけでは生活できないから教えることもやっている。びえぇぇぇぇん。

だから彼らと同じ土俵で考えることは失礼だし不可能だ。

でもやっぱり、自分が生きるということと、
ピアノを弾くということ、音楽をするということが分かち難く一体になっている人生だ。
だから、長瀬くんが音楽にどれだけのものを懸けているか、わかるような気になってしまう。
これがなかなか厄介な感情だ。


クラシックの音楽家って3才とか4才の頃から、
色んなものを犠牲にしてピアノならピアノばっかり弾いてなくてはプロにはなれない。
もちろん芸術だから心がベースになってることは大前提だけど、
ある一面ではほとんどスポーツ選手のように、
訓練の積み重ねが音楽を作っていくという考え方だ。

まったく違う世界なのに、もうそういう耳になっちゃってるから、
どうしてもポップスもその考え方で聴いてしまう。
そうするとやっぱり、あまりうまくないもの、技術の鍛練が感じられないものには魅力を感じない。
ジャニーズや、日本のいわゆるアイドルたちの、未熟だけどそこに魅力がある、というのはあまり理解できない。

tokioの音楽も、ほとんどよく聴かずに敬遠していた。
もともと役者長瀬智也のファンで、こう言っては失礼だけどtokioの音楽にはほとんど興味なかった。
バラエティのtokioはだいすきだけど、CDは買ったことなかった。
典型的なお茶の間の視聴者だよね。
とにかく役者の長瀬くんがすきだから、他の長瀬くんはそんなに必要じゃなかったの。

でも今回ファンになって初めて、アルバムが出るっていうから、
とにかく買ってみた。

そしたらぶったまげた。
今までドキュメンタリ番組とかで長瀬くんが音楽を作ったり語ったりしてるの観てて、
あぁこの人音楽すきなんだなぁ…程度にしか思ってなかったことを土下座して謝る。

長瀬くんは本当に深く音楽とコミットし、
楽曲として形にして、そしてそれを表現して人に伝えることに成功している。

小手先の技術ではなく、この音楽が自分です、この音楽と自分はイコールです、と表現できる、
これはポップスもクラシックもなく、多分すべての音楽家が目指していることだ。

それを長瀬くんは体現している。

そしてそんな長瀬くんを見ていると、さっき書いた、「厄介な感情」がやってくる。
自分は彼をわかっているような。
んなわけねーーーだろーーーーー!!!